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文献の詳細

論文の言語 日本語
著者 岩村雅一,平林直樹,程征,南谷和範,黄瀬浩一
論文名 全方位カメラを用いた視覚障碍者の写真撮影支援
論文誌名 知能と情報(日本知能情報ファジィ学会誌)
Vol. 32
No. 3
ページ pp.80-86
年月 2020年6月
要約 本稿では,全盲の視覚障碍者が独力で写真を撮れる全く新しいシステムを紹介する. 従来の写真撮影支援システムは,写真撮影時に被写体がフレーム内に入るように,もしくはより良い写真が撮れるように,写真撮影に用いるスマートフォンの向きを音声や振動で利用者に指示するものであった. それに対して,提案手法 VisPhoto は,全方位カメラがカメラの周囲360度の景色を撮影できることを利用して,利用者の周囲を全方位画像として撮影して,その後処理として利用者の希望を反映した「写真」を切り取る. 後処理では,全方位画像に物体検出手法を適用して得られた画像中の物体の種類と方向を利用者に提示し,「写真」に含めたい物体を入力してもらう. 「写真」を切り出す際には,利用者の希望を反映させるとともに,写真の見た目も良くなるように一工夫している. 提案手法は,システムの有用性,操作性を8名の全盲の視覚障碍者に, 撮影した「写真」の質を10名の晴眼者(目が見える人)に検証してもらい,いずれも肯定的な評価を得た.全方位カメラを用いた視覚障碍者の写真撮影支援
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