文献の詳細
論文の言語 | 日本語 |
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著者 | 大社 綾乃, Kai Kunze, Olivier Augereau, 黄瀬 浩一 |
論文名 | 学習補助のための視点情報に基づく文書アノテーション |
書名 | 電子情報通信学会技術研究報告 |
Vol. | 115 |
No. | 24 |
発表番号 | PRMU2015-30 |
ページ | pp.161-166 |
査読の有無 | 無 |
年月 | 2015年5月 |
要約 | 本稿では,アイトラッカから取得した視点情報を用いて,文書を読んだ際に難しいと感じた部分を推定し,その情報を視覚化するシステムを提案する.文書を読むという行為から,学習者の理解できていない部分を推定することが出来れば,次の2点で大変有用であると考えられる.まず,学習者は普段の学習において,難しいと感じた部分の全てに印をつける手間を省くことが出来る.そして,指導者はその情報をもとに,学習者に合った指導が可能になる.一般的に人は文書を読む際,難しいと感じると読むスピードが落ちたり,頻繁に読み返す,同じ場所を注視し続けるといった傾向がある.本システムでは,このような特性から読者が難しいと感じた部分を推定し,その結果をもとに,段落ごとおよび単語ごとに文書画像上にアノテーションを付与する.被験者8人,10文書を用いて,読書中の視点情報から,難しいと感じた部分を推定し,アノテーションを作成したところ,(1)読む速さや注視回数は被験者間の理解度の違いの識別に有効であり,(2)注視時間が難しいと感じた部分の識別に有効であることが分かった. |
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